多摩エリアホットスポット調査プロジェクトの概要

 

 「子供達の脱被曝という状態を目指して
  私達のこのプロジェクトは、この身近にどこにでも存在しうる局所汚染地点
(ホットスポット)の場所を特定し、その汚染状態を明らかにし、その場所の状況によっては行政機関(市役所等)に通報をして除染処理を行うことを促し、若しくは私達自ら除染処理を施し、また、それらが出来ない場合であっても、当該地点の位置と汚染状況を記載した放射能汚染地図を作成して、そのエリアに住む方々に情報開示を行い、注意勘記を促すことです。
 この活動を行う事は、被曝防護の基本である2大原則を実施することが出来る環境をつくることにより、放射線感受性の強い子供達を被曝から防ぐことにつながります。この放射線防護の二大原則とは、
①、外部被曝防護の原則
1) 遮へい:放射線源と作業員との間に放射線遮へい物を設置する。事故等により放射
         性同位元素が放出された場合には、なるべく放射線遮へい物により建造され
         た建物
(コンクリートなど)の屋内に留まる等の処置を行う。

2) 距離:放射線は、放射線減までの距離の逆2乗で減衰する。したがって、放射線
        源からなるべくはなれて作業する。環境中においては、いわゆるホットスポ
        ットと呼ばれる線量が高い場所にはなるべく近づかない。

3) 時間:放射線被ばくを伴う作業時間を短くする。環境中においては、線量の高い場
         所にはなるべく留まらないようにする。
内部被曝防護の原則
1食べない:放射性物質を含有する食物や飲料を摂取しない。
2吸い込まない:放射性物質を含有する大気や塵、埃等が存在する場所に滞しない。

3触らない:放射性物質が付着する構造物、含有する土砂、液体等に触れない。放射性物質を含有する雨水を直接浴びない。
という原則です。
局所汚染地点を特定し、その可視化を行うことにより、その場所に入らなくすることが可能であり
(遮へい)、その場所を避けて通ることが可能となり(距離)、その場所を急いで通り過ぎること(時間)が可能となります。また、その場所で子供達が遊ばないことにより放射性物質に触れることを防ぎ、土埃によって空気中に舞い上がる放射性物質を吸い込むことを防ぎ、その場所で出来た作物等を食べてしまうことを防ぐことが可能となります。
 私達がこのプロジェクトで行うことは、まさしくこの状態を目指しているのです。これが私達が目指す「脱被曝」という状態です。この状況を目指すために、私達は局所汚染地点を特定するのです。
私達は、この脱被曝という状況を作り出すため、次の活動を行っていきます。

■放射線取扱主任者若しくは当該資格保有者から指導並びに訓練を受けた測定メンバーによる地上
5cmの空間線量測定の実施。
私共
R.I.Laには、放射線取扱主任者の有資格者が理事として参加しております。このメンバーは、過去2年間、私共が活動する地域において、2万箇所を超える空間線量の測定を実施しており、500箇所以上の局所汚染地点(ホットスポット)の特定を行ってきたいわばホットスポット発見のマスター的な存在であります。その特殊なスキルは、当該メンバー自身がフィールドにおいて数多くの空間線量測定を行ってきた中で培ってきた技術であるといえます。私達はこの放射線取扱主任者の指導のもと、空間線量測定チームを結成し、私達が活動するエリアの空間線量測定を実施していきます。
■測定の方法と測定結果の記録、記録写真撮影と地図の作成、情報開示空間線量測定は、通常2名一組のチームで行われます。私共が行う空間線量測定の手順は、まず測定を行うエリアにおける環境バックグラウンド
(その場所のどこの局所にも影響されない空間放射線量)を測定します。この環境バックグラウンドの測定は、地上1mの地点での測定を実施するものとしています。
  私共の測定方法は、
CsIシンチューレーションサーベイメータである堀場製作所製のPA-1000RadiもしくはPA-1100Radiを測定機材として使用いたします。この測定器は、年1回製造元である堀場製作所にて校正作業を行っているものです。この測定機材を使用し、測定地点の地上5cm(この場合の5cmはセンサーからの距離を示します)において、60秒間静止させ、60秒後から10秒ずつ6回の測定を実施し、その6回の測定値の内、最大値と最小値を除いた数値を平均したものを、その測定場所における空間線量値として記録いたします。
 また、この測定作業によってそのエリアのローカルルール
(多くの場合は市町村で定めた除染対象値)を超える空間線量の測定値を観測した場合(例えば東大和市の場合には0.24μSv/h以上)には、その数値を示す測定器の表示部分を写真に測定し、また、その局所を示す写真とその地点全体を示す写真を撮影し、その場所と数値を証拠として残します。観測記録は、地図上にその測定地点をマークし、測定順に数字を記載した上で、6回の測定値全てを記録いたします。
 記録された測定値は、その後事務局によって観測データとして処理し、確定された測定値をグーグル地図のマイプレイスに測定地図として記録され、そのグーグルマップの
URLHP並びにブログ、R.I.Laニュース等により開示致します。写真はグーグルのクラウドサービスにUPし、リンクによる限定公開としてそのURLを開示してまいります。
■局所汚染地点の行政への連絡並びに除染処理
  上記空間線量測定を実施した結果、局所汚染地点が発見された場合、その場所が公共道路
(私道を除く)、公園、公共施設等であった場合、そのホットスポットとして特定された場所と測定値、データシート並び測定写真を、当該地点を管轄する行政機関に通報いたします。例えば東大和市の場合、市役所環境部がその通報窓口となっており、市の定めた除染規準(地上5cmの空間線量で0.24μSv/h以上)を超えた数値の通報を受けた場合、直ちに土木課にその内容が通達され、原則翌日には土木課除染担当により、当該局所汚染地点の除染処理が施されます。即ち、私達と東大和市とは、東大和市内の脱被曝環境を守るチームである、ということが出来るのです。
 但し、当該測定地点が公共の場所ではなく、私有地の土地所有者若しくは管理者からの依頼で測定を行った場合は、その測定された数値が当該地域のローカルルール以上であった場合でも、市役所による除染処置は行われません。この場合には、当該地点の所有者若しくは管理者からの依頼を受け、
R.I.La除染チームが当該局所汚染地点の除染処理を行うこととなります。その場所の特徴により、除染処理が困難である場合や、汚染土の処理(埋め戻し等)が出来ない場合には、R.I.Laによりその場所に適切な遮へいの方法を教授し、または遮へい処理をR.I.Laが実施することとなります。この場合、R.I.Laは収益事業を行わないため、材料が別途必要な場合には、その依頼者に購入をしていただき、除染作業並びに遮へい作業は一切費用を頂かず、無償で実施することとなります。
 また、管理者が国、若しくは東京都である場合
(例えば河川の河川敷等)の場合には、一般的に民間団体からの放射能汚染の通報については受付を行っておりませんから、都議会議員若しくは東大和市の市議会により、当該管理機関への通報を依頼する状況となります。
 除染が実施された局所汚染地点は、除染情報として上記汚染状況を記載した地図上に記載され、情報開示されます。

→今迄測定された東大和市内の測定値について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ページのトップへ戻る